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合格率91.4%、過去10年で3番目、2021年医師国試

レポート 2021年3月16日 (火)  水谷悠(m3.com編集部)

厚生労働省は3月16日、第115回医師国家試験(2月6日、7日実施)の合格者を発表した。新卒と既卒を合わせた合格率は91.4%で、過去10年では3番目の高さ。新卒は94.4%、既卒は54.5%だった。新卒合格率が100%だったのは筑波大学、自治医科大学、信州大学、東京医科歯科大学の4校で、前年の7校より減少した。新卒合格率の最低は久留米大の84.8%だった(既卒は『既卒合格率54.5%で前年から下落、2021年医師国試』、2020年の結果は『合格率92.1%、過去10年で最高、2020年医師国家試験』)。 2020年に続き、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染対策のため、厚労省講堂での受験番号掲示は行わず、ホームページ掲載と書面による通知のみで合格発表を行った。 全体の出願者数は1万160人(うち新卒9359人)、受験者数は9910人(同9159人)、合格者数は9058人(同8649人)。合格率は男性90.4%、女性93.4%で、合格者に占める女性の割合は2020年と同水準の33.6%だった。 新卒合格率が90%を超えたのは80校中72校で、2020年から2校減った。90%...