総合診療の専攻医、年間500人程度目指す - 寺本民生・日本専門医機構理事長に聞く◆Vol.3
インタビュー
2021年3月30日 (火)
聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
【寺本民生・日本専門医機構理事長に聞く】
Vol.1 「道半ば」より、まだ「道3分の1」
Vol.2 専門医更新、「一度は地域医療従事」が要件
Vol.3 総合診療の専攻医、年間500人程度目指す
Vol.4 専門医試験の合格基準、各領域学会の判断
Vol.5 サブスペシャルティは「24領域+α」
――領域の関係では、新しくできた総合診療の専攻医は毎年200人程度にとどまっています。この人数については。
もっとほしいですよ、それは。総合診療の先生方は、1000人、2000人などと言われていますが、そこまでに行くには相当の時間がかかります。私は当面500人くらいまで増やす必要があると考えています。今のままではちょっと少ない。
――500人というのは、高齢者増など今後の医療ニーズを見据えた数でしょうか。
ニーズは絶対に今後増えると思います。
――人数を増やすには、どんな方法があり得るのか。「総合診療専門医のキャリアパスが見えにくい」との指摘もあります。
まさにその通りだと思います。今は恐らく医師の中でも、「総合診療専門医って何をやるのか」「どういう医...
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