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新潟県、初期研修に「起業家・イノベーター育成コース」設置

レポート 2021年3月17日 (水)  高橋直純(m3.com編集部)

新潟県は2022年4月開始の初期研修医を対象とした「起業家・イノベーター育成臨床研修コース」(通称:イノベ枠)を設置する。県内の臨床研修病院で初期研修をしながら、県が提供するレクチャーを受講するなどして、2年間かけて「起業・経営・医療イノベーション」の実践的スキルも学ぶというもの。対象は30人程度で、近く全国の医学部6年生を対象に募集を開始する(詳細は「医師ナビにいがた」 などに掲載予定)。県福祉保健部長の松本晴樹氏は「課題に直面しやすい初期研修の段階からイノベーションに挑戦してほしい」と呼びかける。 同コースは1学年30人程度で、毎年募集する方針。受講生は新潟県内の臨床研修病院に所属しながら、自己研鑽として、月2回程度のオンラインレクチャーやミーティングに参加し、「医療におけるイノベーションを起こすために必要なスキルやネットワーク」(松本氏)を学んでいく。 同県は現在、「ヘルスケアICT立県」実現プロジェクトとして、生活習慣病予防、救急医療、小児・産婦人科の3領域でICTを活用した課題解決に取り組む「新潟医療あんしんパッケージ」と、それを支える人材育成「にいがたヘルスケアアカデミー構...