1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 高齢者ワクチンの供給体制、郡市区医師会の6割以上が未定

高齢者ワクチンの供給体制、郡市区医師会の6割以上が未定

レポート 2021年3月17日 (水)  岩崎雅子(m3.com編集部)

日本医師会の中川俊男会長は3月17日の定例記者会見で、河野太郎ワクチン担当相と会談したと述べ、「5月の連休明けごろにはワクチン供給体制も整う見通しだと説明があった」と語った。また、日医は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン供給体制に関する郡市区医師会を対象としたアンケート結果の速報値を発表。高齢者接種のワクチン供給体制を6割以上が未定と答えたほか、「情報が少ない、統一性がなく対応に苦慮」などの声も上がり、体制整備の遅れが明らかとなった(資料は、日本医師会ホームページ)。 定例記者会見で話す日医副会長の猪口雄二氏 会談は3月16日に日医会館で行われ、河野ワクチン担当相は医師会の接種体制構築への謝意を示し、「諸課題について現場の意見を受け止め、安心して接種が行えるよう、迅速な情報提供に努め、見直せるところは見直していく」と語ったという。中川会長は課題として、地域の実情に応じた基本型接種施設の柔軟な運用や、ワクチン接種記録システムの入力作業の簡素化、V-SYSとG-MISのID・パスワードの共通化などを挙げ、「医療機関の負担軽減を図ってもらっているところだ」と述べた。 ま...