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第3波超えないよう警戒必要、都モニタリング会議

レポート 2021年3月18日 (木)  水谷悠(m3.com編集部)

東京都は3月18日に新型コロナウイルス感染症モニタリング会議を開催し、国立国際医療研究センター国際感染症センター長の大曲貴夫氏は「新規感染者数が高い水準のまま増加比が100%を超えている。第3波を超える経過を辿らないよう十分な警戒が必要だ」と述べ、強い危機感を示した。感染状況、医療提供体制とも4段階中最上位の警戒レベル赤色に据え置いた。小池百合子知事は同日に政府が1都3県への緊急事態宣言を解除する予定となっていることについて「ハンマー&ダンスと言うが、ダンスの時間が来たわけではない。なんとしても再拡大を防がないといけない」と述べた(資料は東京都のホームページ)。 新規感染者数の7日間移動平均は293人で、262.1人だった前週からの増加比は112%となり、7週間続いていた減少傾向からはっきりと増加に転じた。大曲氏は、2020年夏の「第2波」ではピークが346人で、その後150人から200人程度で何度か増減を繰り返したあと急激に再拡大して第3波を迎えたことを指摘、「いま250人以上で増減している状況で、緊急事態宣言解除後には急激に増加する可能性を十分に認識して感染防止対策を徹底する必要が...