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医療者42万人が1回目接種完了

レポート 2021年3月18日 (木)  大西裕康(m3.com編集部)

厚生労働省は3月18日、ファイザー製の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)用ワクチン「コミナティ筋注」の接種状況として、同17日時点で医療従事者42万3196人が1回目の接種を終えたと公表した。ワクチン接種の対象になる医療従事者数について政府は明確な数字を公表していないが、「当初の想定より多い470万人程度」(厚労省)になる場合は、1割弱程度が1回目の接種を完了したことになる。厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会基本方針部会(部会長:脇田隆字・国立感染症研究所長)で報告した。2回目の接種まで終えたのは1万4289人。委員からは「流行している地域に配分を多くしていただくなどのご検討を」など、地域ごとの配分量に疑義を呈する意見が出た。 (2021年厚科審予防接種・ワクチン分科会基本方針部会資料より *クリックで拡大) ワクチン接種を希望する全ての医療従事者が2回目の接種を完了する時期については、厚労省が「5月10日の週に発送を終える」との計画を改めて示した上で、「その後、順次終えていただく計画」と説明した。 ワクチンの配分については、枚方市保健所長の白井千香氏が「都市部ではなかな...