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菅首相「ピンポイント対策で大きな成果」、緊急事態宣言解除

レポート 2021年3月19日 (金)  高橋直純(m3.com編集部)

菅義偉首相は3月18日、記者会見を開き、「飲食店の時間短縮を中心にピンポイントで行った対策は大きな成果をあげており、1都3県の感染者数は1月7日の4277人から昨日(3月17日)の725人まで8割以上減少した。2週間の宣言延長で、目安としては基準を安定して満たした」として、3月21日で緊急事態宣言を解除すると説明した。 菅首相と尾身会長(右)=代表撮影 医療提供体制についても、「病床の逼迫が続いた千葉県などにおいても日を追って入院者が減少し、病床の使用率50%という解除の目安を下回り、40%以下となった」と説明。一方で、「今回は、急速な感染拡大に十分に対応できず、各地でコロナ病床や医療スタッフが不足する事態となった」とし、今回のような感染の急拡大に対応できるように各都道府県で準備を進めているとし、今後の対策として5つの柱を提示した。 会見冒頭の最後には、「感染拡大を二度と起こしてはいけない。その決意を今回の宣言解除にあたり、改めて私自身、自らにも言い聞かせている。早期にリバウンドの端緒をつかみ、ワクチンの接種により、発症と重症化を抑えながら医療体制を強化していく。命と健康を守っていく。...