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新専門医制度の1期生「二重の意味で大変だったと思う」

レポート 2021年3月22日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本専門医機構理事長の寺本民生氏は3月22日の定例記者会見で、2018年度からスタートした新専門医制度の下、この3月で研修を終える第1期生に対し、「新制度であり、先輩がいないこと、また新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の問題が起きてきて、二重の意味で大変だったのではないか」と労いのメッセージを贈るとともに、「大きな支障はなかったのではないか」と専門研修が順調に進んだとの受け止めを示した。 寺本理事長は、「3年間の研修を終えられた皆さん、本当にご苦労さまでした」と労い、特に1期目の専攻医は、新制度になり、いろいろな変更点があり、先輩がいない中で研修を開始し、「だいぶ紆余曲折もあっただろう」と述べつつも、「私どもに入ってきている限りでは、大きな支障はなかったのではないかと思っている」と続けた。 ただCOVID-19の問題が起きてきて、専攻医も影響を受けたと想定されることから、「二重の意味で大変だったと思う」と述べ、いろいろな問題が起きた時に機構としてもできる限りの対応をしていくと語った。「できるだけ専攻医が不利にならないような形で、進めていきたい。何かあれば、相談していただきたい...