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合格率68.66%で2年連続低下、薬剤師国試

レポート 2021年3月25日 (木)  水谷悠(m3.com編集部)

厚生労働省は3月24日に第106回薬剤師国家試験(2月20日、21日実施)の合格者を発表した。合格率は68.66%で、5年ぶりに70%を割り69.58%となった2020年に続いて低下した。合格者数は9634人で324人減少、女性の割合は64.33%。全体の出願者数は1万5680人(新卒9983人)、受験者数は1万431人(同8711人)。男女別の合格者は男性3436人で合格率63.93%、女性6198人で同71.60%だった(資料は、厚労省のホームページ、昨年の結果は薬剤師国試合格率69.58%、5年ぶり70%割る)。 薬学部を持つ全73大学で合格率トップは95.92%の医療創生大学(旧いわき明星大学、福島県いわき市)で4年ぶりに返り咲いた。2020年1位の金沢大学が94.74%、同2位の名城大学(名古屋市)が92.68%で、90%超はこの3校のみだった。最も低かったのは2019年、2020年72位の第一薬科大学(福岡市)の31.46%で、6年連続最下位だった2018年以来3年ぶり。 設置主体別の合格率は、国立が81.30%、公立が83.64%、私立が67.75%。6年制の新卒・既卒の...