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第3波での検査、医師4割が「確率高い無症候者にもっとすべきだった」◆Vol.3

医師調査 2021年3月27日 (土)  高橋直純(m3.com編集部)

Q: 第3波での日本の「検査体制」をどのように評価しますか。 検査状況について尋ねたところ、「臨床上必要な検査はできていたが、事前検査確率が高い無症候者対象にもっと多くの検査をすべきだった」が39.7%で最も多かった。「臨床上必要な検査はできていたが、ランダムに無症候者対象にもっと多くの検査をすべきだった」は17.2%だった。「問題なく検査ができていた」が27.3%だった一方、「臨床上必要な検査ができなかった」も13.6%だった。 勤務先別に見ると、新型コロナ患者を受け入れていない病院や診療所で「臨床上必要な検査ができなかった」という回答が相対的に多かった。 「その他」に寄せられた意見は以下の通り。 疑わしい者以外には行わない方針を貫けばよかった。 批判は簡単だが、現状では精いっぱいやっていると思う。 不必要な検査が多いのではないかと考える。 統計データを取るための検査と臨床での検査が区別されていない。 患者を隔離するためではなく、一般感染状況を見るための定点観測目的での無作為抽出試験は必要。 スクリーニング偽陽性(PCR陰性)の患者の扱いが定まらず、検査しない方が良かったとなっている...