医師の負担軽減には医療クラーク配置、医師増員
レポート
2021年3月25日 (木)
水谷悠(m3.com編集部)
厚生労働省は3月24日の中医協総会(会長:小塩隆士・一橋大学経済研究所教授)に「2020診療報酬改定の結果検証に係る特別調査」の結果を報告し、そのうち「医療従事者の負担軽減、医師等の働き方改革の推進に係る評価等 に関する実施状況調査」では医師の負担軽減に効果のある施策として、医師事務作業補助者の外来への配置や医師の増員、当直翌日の業務内容の軽減などが挙がった(資料は厚労省のホームページ)。 調査は施設調査を地域医療体制確保加算の届け出病院、それを届け出ていない医師事務作業補助体制加算の届け出病院、いずれも届け出ていない病院をそれぞれ500施設ずつ無作為抽出して合計1500施設を対象とし、これらの施設に1年以上勤務する常勤医師(1施設あたり最大4人)、看護師長(同5人)、薬剤部責任者1人にもそれぞれ調査した。調査票は紙とメールで送付し、調査時期は2020年12月。有効回収数は施設票が404件(26.9%)、医師票 が1145 件、看護師長票が1161件、薬剤部責任者票が462 件だった。 医師調査で、医師の負担軽減策として実施されている取り組みで特に効果のあるもの(複数回答)は、医師事務...
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