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JOHBOC、記念すべき第1回学術総会開催 - 中村清吾・JOHBOC理事長に聞く◆Vol.1

インタビュー 2021年3月30日 (火)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

 2021年5月8、9日の2日間の日程で、日本遺伝性乳癌卵巣癌総合診療制度機構(JOHBOC)の第1回学術総会が開催される。従来は日本HBOCコンソーシアムで実施していた研究会を発展させ、技術革新が著しいHBOCの最新知見を多職種が集まり、共有する場とするのが目的だ。  同機構理事長で、昭和大学医学部乳腺外科教授の中村清吾氏に、学術総会の概要と、中村氏が座長を務めるシンポジウム「乳腺外科」の狙いについてお聞きした(2021年3月12日にインタビュー。全2回の連載。学術総会の案内ページはこちら)。 ――日本遺伝性乳癌卵巣癌総合診療制度機構(JOHBOC)とはどんな組織ですか。  JOHBOCの前身は、2012年10月に発足した日本HBOCコンソーシアムであり、8年連続で研究会を開催していたのですが、昨年に一区切りを付けており、今後はJOHBOCとして活動していきます。JOHBOCは、日本人類遺伝学会、日本乳癌学会、日本産科婦人科学会の協力を得て、組織した機構です。機構としての学術総会は今回が初となります。  HBOCをめぐる技術革新は著しい上、基礎から臨床、遺伝カウン...