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「最大限やるが急に2倍にしろと言われても」全自病

レポート 2021年3月26日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

全国自治体病院協議会会長の小熊豊氏は3月25日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関して厚生労働省が緊急時は第3波のピーク時の2倍を想定する病床確保を求めるなどの事務連絡を3月24日に出したことについて、「我々はプロフェッショナルなので患者が増えたら対応するのは一致しているが、急に2倍にしろと言われてもなかなか難しい面があるという話が出た。もちろん最大限できることはやるつもりだが、簡単ではない」と述べた。理事以上の役員を出している病院を対象に行った実態調査で大病院に軽症患者が多く入院しているとの結果が出たとして、後方支援病院の活用策や、そもそも患者を増やさないよう取り組んだ上で、「それでも患者が増えて逼迫したら(病床を)増やせという順番ではないか」の考えを示した(『2段構えで新型コロナ病床確保、緊急時は第3波の2倍を想定』を参照)。 小熊氏 副会長の望月泉氏も、「やはり第4波が想定されているので、全部の患者を入院させることは考えられない。若い軽症者は重装備の病院に入院させないほうがいいと思う」と指摘。宿泊療養施設に医師や看護師を常駐させるとともに、ウェアラブル端...