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2回目接種の翌日に頭痛や倦怠感などの副反応が顕著

レポート 2021年3月26日 (金)  大西裕康(m3.com編集部)

ファイザー製の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)用ワクチン「コミナティ筋注」の2回目接種後は、1回目接種後に比べ、頭痛や倦怠感など全身症状に関する副反応の発生頻度が高くなるようだ。先行接種の対象である医療従事者のうち約2万人の日誌情報などを集計している「新型コロナワクチンの投与開始初期の重点的調査(コホート調査)」の経過報告で明らかになった。発熱も1回目接種後に比べ2回目接種後の頻度が高い。また副反応は、若年層と女性に多い傾向にある。接種後の体調などを理由に予定外で勤務を休まなければならなかったのは217例(5.5%)で、うち2回目接種の翌日が106例、2日後が53例。 2021年3月24日までに、2回目接種後の日誌情報を回収できた3933例中(回収率19.9%)、2回目接種後2日目に倦怠感の記録があったのは64%、同2日目に頭痛の記録があったのは43%となっている。2回目接種後8日目までの倦怠感は67.3%、頭痛49.0%。37.5℃以上の発熱も2回目は35.6%で、1回目の3.3%よりも増えた。 (2021年3月26日の厚科審・薬食審合同会議資料より *クリックで拡大) ...