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アナフィラキシー、ブライトン分類「3以上」は47件

レポート 2021年3月26日 (金)  大西裕康(m3.com編集部)

厚生労働省は3月26日、「厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会」と「薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会」の合同会議(座長:岡明・埼玉県立小児医療センター病院長)で、3月21日までに「アナフィラキシー」として副反応疑い報告のあった181 件のうち、国際的なアナフィラキシー症例定義の指標である「ブライトン分類」で何らかの循環器症状か呼吸器症状を発症している「3以上」に該当するのは47件だったと公表した。3月19日までにV-SYS(ワクチン接種円滑化システム)に登録のあった累計接種回数57万8835回から計算した100万回接種当たりのアナフィラキシーは81件になる。同日の合同会議では「安全性において重大な懸念は認められない」との評価をまとめた(資料は厚労省ホームページ)。 (2021年3月26日の厚科審と薬食審の合同会議資料より *クリックで拡大) プライトン分類「3以上」の内訳は、最も重い「1」が7件(1回目接種時7件、2回目接種時0件)、「2」は33件(同31件、同2件)、「3」は7件(同7件、同0件)。 接種後の死亡2例目も「因果関係が評価...