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ワクチン接種体制、医師「不足等」20.6%

レポート 2021年3月31日 (水)  大西裕康(m3.com編集部)

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)用ワクチンの住民接種の体制について、厚生労働省が全1741自治体に3月17日時点の状況を聞いたところ、20.6%は医師が「不足している」か「未回答」だった。約2割の自治体で医師確保が「0人」だった3月5日時点の状況を聞いた前回調査よりは「人員確保は進んでいる」(厚労省)模様だが、進まない地域は残っている。 各会場において配置する医師が1人以上確保できている自治体は1534自治体(88.1%)で、前回調査に比べ8.8ポイント増。医師・看護師・事務職員等の充足感について回答のあった1706自治体のうち、接種会場ごとの充足感について「充足している」と回答したのは「個別接種を行う医療機関」51.7%が最も高く、自治体によって場所を確保する「その他の施設」が最も低い36.4%だった。 人員について、近隣の医療機関との調整を進めているなどの状況を示す「必要人数を検討中」は、集団接種を実施する「公民館」で43.2%と高く、「個別接種を行う医療機関」で35.3%。「不足している」は、集団接種を実施する「学校」の24.2%で高く、「個別接種」が13.0%と低...