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ワクチン副反応「国基準に限らず報告を」-COVID-19座談会(和歌山編)◆Vol.5

スペシャル企画 2021年4月22日 (木)  聞き手・まとめ:小川洋輔(m3.com編集部)、橋本佳子(m3.com編集長)

         ――新型コロナのワクチン接種はどのように進めるのでしょうか。 野尻:医療従事者は各機関で接種が始まっています。高齢者は4月から試行して、5月からは需要に応じた量のワクチンが県に一括で届く見込みなので、県としてはそれを調整して、市町村に配布します。接種の主体は市町村の担当です。 中:この前、和歌山市内の医療機関で話し合いましたが、まだ体制が決まっていません。問題は一般の方の接種で、和歌山市はインフルエンザの予防接種などを基に、それよりは多いだろうということで、計画を練っているようですが、かかりつけ医だけでは足りなさそうなので、その分は集団接種で補おうという方向になっています。集団接種会場に医師会の先生や、病院から医師や看護師を派遣するという話です。 英:今のところ、1日30人程度で職員の接種を進めています。医療従事者のメドがついたら、同じ程度の人数は一般の方の接種にも割けるかと考えています。インフルエンザの予防接種が毎年400~500人なので、同じ程度の人数ならは4週間くらいで接種できるかなと計画しています。 中:私は病院で一般の方の接種を...