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「現場は疲弊、次の流行で『医療崩壊』」◆Vol.8-2

レポート 2021年4月11日 (日)  高橋直純(m3.com編集部)

Q:今後の新型コロナ対応において、次の流行が来た時に医療提供体制を維持するために必要だと考える施策をお聞かせください。 【経営支援】 病院に対する、感染症対策や治療についてのサポート体制。コロナ対応したら儲かると言われるくらい潤沢な金銭的な補助。 コロナ担当する医療機関への金銭面の支援を増やして、より多くの機関に参加してもらうようにする。診療しない医療機関への支援はしなくても良い。 令和2年度のような感染症対応医療機関への支援事業や支援補助金を継続・拡充させること。既に令和2年度に実施された「インフルエンザ流行期における発熱外来診療体制確保補助金」の令和3年度未実施が通知された。これは絶対に継続の必要がある。 空床確保の補助は長期間必要。コロナ病棟への入院が少なくなっても、満床分のスペースと人員配置は必要。 きつきつの経営状況と、余裕のある医療体制は、両立できないことを、はっきり社会に周知させる必要がある。余裕のある医療体制を作るなら、平時に必死に働いてなんとか黒字になる状況は間違っている。予算の関係で、医療機関をきつきつの経営状況のままにするのであ...