「4月6日、院長同士の大激論」が全ての原点 - COVID-19座談会(福井編)◆Vol.1
スペシャル企画
2021年4月8日 (木)
司会・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
2020年4月の初旬の一時期、人口当たりの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の人口当たりの感染者数が東京都に匹敵したのが福井県。第3波では第1波をはるかに超す感染者数が出たものの、関係者は「一番大変だったのは、第1波」と口を揃える。それは第1波時に、危機感を共有し、行政、医師会、大学、現場の医療機関など関係者が一体となって、検査体制、病床確保や入院調整などの体制を整え、「福井モデル」を構築してきた証でもある。
m3.comの医師会員への調査で、都道府県知事のリーダーシップの評価が最も高かったのは福井県(『“第3波”対応、地元医師が最も評価は杉本・福井県知事- 新型コロナ都道府県対応緊急調査◆Vol.2』を参照)。「福井モデル」のキーパーソンに、第1波から第3波までの対応を振り返っていただいた(座談会は2021年3月22日に実施。全7回の連載。文中、敬称略)。
【出席者】(Vol.1の発言順)
池端幸彦氏(福井県医師会長)
岩崎博道氏(福井大学医学部附属病院感染制御部・感染症膠原病内科教授)
東裕之氏(福井県立病院救命救急センター医師、福井県災害医療コーディネ...
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