「知事と県医師会長の即断」が窮地を救う - COVID-19座談会(福井編)◆Vol.2
スペシャル企画
2021年4月11日 (日)
司会・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
【COVID-19対応の現在・過去・未来(福井編)】
【出席者】(Vol.1の発言順)
池端幸彦氏(福井県医師会長)
岩崎博道氏(福井大学医学部附属病院感染制御部・感染症膠原病内科教授)
東裕之氏(福井県立病院救命救急センター医師、福井県災害医療コーディネーター)
池上栄志氏(福井県健康福祉部副部長〔地域医療〕)
――4月9日の2回目の病院長会議は、どんな状況だったのでしょうか。
池端:杉本(達治)知事が急に「私も出席します」と言って、1時間以上、現場の話を聞かれていました。
池上:再度集まった時には、「うちは5床確保する」など、先生方がそれぞれなにがしかの“お土産”を持ってきてくださった。
池端:本当に3日間のうちに、あっという間に変わりました。それで「県医師会としても、何かしなければいけない」と思い、その場で「PCR検査センターは、医師会が引き受けます」と発言してしまったのです。実は県医師会では事前に誰にも何の相談もしてなかったのですが……。
岩崎:そうだったんですか、知りませんでした。
東:池端会長があそこで言ってくれたおかげで、「じゃあ県...
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