大学の協力が好影響、感染対策ネットワークも機能 - COVID-19座談会(福井編)◆Vol.3
スペシャル企画
2021年4月16日 (金)
司会・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
【COVID-19対応の現在・過去・未来(福井編)】
【出席者】(Vol.1の発言順)
池端幸彦氏(福井県医師会長)
岩崎博道氏(福井大学医学部附属病院感染制御部・感染症膠原病内科教授)
東裕之氏(福井県立病院救命救急センター医師、福井県災害医療コーディネーター)
池上栄志氏(福井県健康福祉部副部長〔地域医療〕)
――その他、第1波を乗り越えた秘訣、教訓は何でしょうか。
池端:一つは、大学の対応ではないでしょうか。私が県医師会長に就任した際、腰地先生(福井大学病院長の腰地孝昭氏)に、副会長に就任していただきました。今回も新型コロナ対応では、「会長の依頼なら、当院でも空けざるを得ないやろ」と言って、大学病院は感染症指定医療機関ではないのですが、即決で20床空けていただいたのです。
岩崎:予定手術をいったん抑えるなどして、約50床の1病棟を空けて、新型コロナ対応病床を当面は20床、最大で30床確保できるようにしました。3日で20床は埋まりました。
私は第1種の指定を大学病院が受けるなど、感染症指定医療機関の体制を今後見直す必要があると考えています。先日...
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