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医学生25%「移動制限がマッチングに支障」医学連調査

レポート 2021年4月7日 (水)  小川洋輔(m3.com編集部)

全日本医学生自治会連合が2020年12月に全国の医学生を対象に実施したアンケート「医学生の声を届ける!コロナ時代の意識と生活の実態調査」の結果を取りまとめ、4月1日に公表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が拡大する中でマッチングを迎えた6年生(当時)のうち、24.9%が「県外への移動に制限があり就職試験に支障が出た」と答えており、コロナ禍が研修先選びに影響を与えている実態が浮き彫りとなった(調査結果は、医学連のホームページ)。アンケートは医学連が2020年12月3日から12月31日にかけてインターネットで行い、全国49大学の計1374人の医学科学生が回答した。うち1210人(88.1%)が国公立大生、164人(11.9%)が私立大生だった。マッチングを終えた6年生(当時)193人に対し、県外への移動制限の有無を尋ねたところ、59.1%が「制限があったが就職試験に支障は出なかった」、24.9%が「制限があり就職試験に支障が出た」と回答。計84.0%は感染対策として、県外への移動を制限されていた。こうした影響もあり、23.8%の学生はコロナ禍によって「志望する病院が変わった...