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変異株の感染力の強さ実感、早急な準備が急務- COVID-19座談会(大阪編第2回)◆Vol.1

スペシャル企画 2021年4月9日 (金)  聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)、橋本佳子(m3.com編集長)

 4月7日に過去最高の878人の新型コロナウイルス感染症新規感染者が確認され、「医療緊急事態」が宣言された大阪府。2度目の緊急事態宣言は2月末に前倒しで解除されたが、イギリス型変異株が拡大するなど、ここに来て急速に医療提供体制は逼迫している。第3波では受け入れが少ないとして、府知事が新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく「指示」も検討するなど、民間病院へのバッシングも起こった。今まさに第4波に対応している大阪府の関係者に、これまでの振り返り、そして現在、次なる備えについて語っていただいた。(2021年4月8日に座談会を開催。文中、敬称略)。 【出席者】・大阪府医師会会長:茂松茂人先生・大阪市立十三市民病院病院長:西口幸雄先生・大阪府私立病院協会会長/社会医療法人弘道会理事長:生野 弘道先生司会:橋本佳子(m3.com編集長)、写真:宇野真由子 ――大阪府では4月5日にまん延防止等重点措置が適用され、7日には府知事が「医療非常事態宣言」を出すなど、感染急拡大の状況です。まず現状をどのように捉えているかをお聞かせください。 茂松:2月の末に緊急事態宣言が解除されましたが、その...