「医療者・高齢者のワクチン済めば新たなステージ」都医尾崎会長

　東京都医師会会長の尾崎治夫氏は4月13日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）について「7月に高齢者、医療従事者のワクチン接種が一通り済んだ段階で新しいステージが来る。それまでの数カ月間が非常に大事だ。全世代にここでもう一度感染予防を初心に帰って考えていただくことが大事ではないか」と述べ、基本的な感染予防策を徹底することを改めて都民に求めた（資料は都医師会のホームページ）。 尾崎氏   　尾崎氏は医療従事者へのワクチン接種が円滑に進んで、自身の感染リスクが減ればよりCOVID-19対策に関わることができるとして、「ここで感染を抑えて円滑なワクチン接種を進めることができれば、7月以降に新たなステージに入る希望が出てくるのではないかと思う」と指摘。感染力が強いN501Yの変異を持つ株が都内でも増加していることを踏まえ、「今ここでしっかりと感染予防することが、第2波、第3波以上に大事な時期だ」と強調した。 　繁華街の感染対策として現在は時短要請が主な手段だが、「従業員も客もあらかじめ感染している可能性が極めて低いなら、あえ...