都医会長「高齢者接種しっかりやれば新たな世界」
レポート
2021年5月12日 (水)
水谷悠(m3.com編集部)
東京都医師会長の尾崎治夫氏は5月11日の記者会見で、今後本格化する 高齢者への新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン接種について「高齢者接種を早く終わらせることが、医療提供体制の逼迫を防ぐ意味でも、高齢者の重症化を防ぐ意味でも重要だ。7月中の完了を目標にして地区医師会の先生と協力して接種体制を充実していきたい。新しい世界が開けるということで頑張りたい」と述べ、全力を挙げる考えを強調した。
尾崎治夫会長
4月25日に東京都などを対象に政府が3回目の緊急事態宣言を発出して以降の状況については、ゴールデンウィーク中の繁華街の滞留人口が1月に出された2度目の同宣言のときに比べて3割減、今回の宣言発出前に比べて4割減少しているなどのデータを示し、「今日あたり感染者数が1000人を超えていてもおかしくなかったが、900人ちょっと(編集部注:11日は925人)で抑えられている。都民の努力、ステイホームをしていただいて昼も夜も滞留人口が減っている。都民に御礼申し上げたい」と述べた。
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