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中川日医会長「慎重に判断すべきだった」、辞任は否定

レポート 2021年5月12日 (水)  岩崎雅子(m3.com編集部)

 日本医師会会長の中川俊男氏は5月12日の定例記者会見で、自身が後援会会長を務める自民党の参議院議員・自見英子氏の政治資金パーティーに4月20日に出席していたことについて、「全国で多くの皆さまが我慢を続けている中で、慎重に判断すれば良かった」と釈明した。日医会長の辞任を問う質問に対しては否定し 、「日本医師会会長の責務は、医療提供体制の確保に最大限努め、ワクチン接種を加速度的に進めること。国難に対し、これまで以上に責務を全力で果たしていく」と述べた。  政治資金パーティー「次世代の医療政策を考える会」は4月20日、午前8時から東京都内のホテルで、開催された。当時東京都は「まん延防止等重点措置」の対象であり、4月23日には緊急事態宣言の発出が決定した。会場は約100人、オンラインでは約120人が参加。日医からは中川会長を含む役員14人が全員出席し、中川会長は冒頭、後援会会長としてあいさつしていた。  パーティーは約1時間で、演者の講演を聞く勉強会形式。ペットボトルの水以外、飲食の提供はなかった。...