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医療系のクラファン、2020年度には前年比7.5倍に急拡大

レポート 2021年5月22日 (土)  高橋直純(m3.com編集部)

 インターネットを通じて広く資金を集める「クラウドファンディング」を行う医療機関が増えている。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により医療機関の経営や研究体制に大きな困難が生じた2020年は、医療系プロジェクトが多いクラファンサイトでは支援金額が前年の7.5倍になった。 「地域医療の砦を守ろう」の呼びかけに1カ月5000万円  新型コロナによるクラスターで経営が悪化した東京都の永寿総合病院。OB医師らが中心になって2020年6月に2000万円を目標金額として募集を開始すると、約1カ月で4639人から4946万2000円の支援金が集まった。寄附金は看護師、医師、事務職員、コメディカルの約800人に5万円ずつ支給されたほか、感染症対策費に充てられた(『「永寿がつぶれてしまう」OB医師、クラファンで5000万円集め支援‐永寿総合病院を応援する会、阪口真之共同代表らに聞く◆Vol.1』を参照)。 READYFOR『頑張れ、永寿総合病院:地域医療の砦を守ろう』より引用  クラウドファンディングとは「クラウド(群衆)」と「ファンディング(資金調達)」を組み合わ...