「報酬の受領差し支えない」研修医のワクチン接種、厚労省【通知】
レポート
2021年5月17日 (月)
岩崎雅子(m3.com編集部)
厚生労働省は5月13日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種の担い手について、研修医も内科や地域医療などの臨床研修の一環として接種を行うことができるとする事務連絡を発出した。接種会場には指導医を配置、もしくはオンラインで指導医と連絡を取ることができる体制を求めているほか、報酬については「他の医師と同等の報酬を受領することは差し支えない」としている。
事務連絡によると、ワクチン接種は内科、地域医療等の必修分野の研修または保健・医療行政等の選択研修の一環として実施が可能。ワクチン接種に伴い研修内容を変更する場合、研修の一環として行う限り、研修プログラムの変更を行う必要はない。
指導体制については、「可能な限り臨床研修を修了した医師を配置することが望ましい」とした上で、接種会場に指導医を配置するか、オンラインで指導医と連絡を取ることができる体制を整備することを求めた。ワクチン接種終了後は、指導医らが研修の評価を行うこととしている。
報酬については、「他の医師と同等の報酬を受領することは差し支えない」と通知。...
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