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オリパラ「とにかく情報がほしい」医療現場に戸惑い -COVID-19座談会(千葉編)◆Vol.1

スペシャル企画 2021年6月6日 (日)  聞き手・まとめ:小川洋輔(m3.com編集部)、橋本佳子(m3.com編集長)

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第4波を緊急事態宣言に至らず、かろうじて持ち堪えている千葉県。同じ県内でも、東京のベッドタウンから農漁村まで、地域特性はさまざまだ。東京五輪・パラリンピックの開会予定日が迫る中、複数の競技会場、そして成田空港を抱える。基幹病院や行政の現場からキーパーソンが集まり、千葉県のCOVID-19対応を語った(座談会は2021年5月29日に実施、随時掲載予定。文中敬称略)。 【出席者】 ・千葉大学医学部附属病院次世代医療構想センター長:吉村健佑氏 ・成田赤十字病院感染症科部長:馳亮太氏 ・千葉県健康福祉部医療整備課長:田村圭氏 司会:橋本佳子(m3.com編集長) ――まず自己紹介を兼ねて、これまでCOVID-19対応にどのように携わって来たのか教えてください。 吉村:千葉大病院の次世代医療構想センターは、県内の医療に関する情報収集やデータ分析、それに基づいた県庁への政策提言・情報提供を行いながら、県内の医療政策を推進するために設置されたものです。  新型コロナが拡大した2020年3月頃から、県から要請を受けて、当センターのメン...