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ウイルスベクター型もmRNA型も様式は一本化

レポート 2021年6月24日 (木)  大西裕康(m3.com編集部)

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)用ワクチン接種後の副反応疑い症例に関する情報を集める報告制度において、mRNA型かウイルスベクター型かによって報告を義務付ける疾病や症状などを分けるのではなく、様式などを一本化するとの方向性が固まった。COVID-19用ワクチン接種後の副反応関連情報を広く集め、比較などをしやすくする狙いがある。6月23日、ワクチン接種体制の安全性などについて検討する厚生労働省の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会と薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会の合同会議(座長:岡明・埼玉県立小児医療センター病院長)で委員の意見が一致した。当初は、mRNA型とウイルスベクター型とを分けて情報収集する選択肢もあった。 同日の合同会議では、COVID-19用ワクチンとして現在使用中のファイザー製と武田/モデルナ製のmRNA型ワクチン接種体制について「安全性において重大な懸念は認められない」との評価をまとめた。AZ製接種との関連で懸念、「血小板減少症を伴う血栓症」は区別し情報収集 COVID-19用ワクチン接種後の副反応疑い症例に...