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L452R変異株が8.2%に上昇、都モニタリング会議

レポート 2021年6月24日 (木)  小川洋輔(m3.com編集部)

 東京iCDC専門家ボードの賀来満夫座長(東北医科薬科大学医学部特任教授)は6月24日、都の新型コロナウイルス感染症モニタリング会議で、都内の新規感染者に占めるL452R変異の割合が直近1週間(6月14~20日)の速報値で8.2%と、前週の3.2%から上昇していることを報告した。週平均の新規感染者数が前週比111.1%と増加に転じたことや、緊急事態宣言からまん延防止等重点措置へ移行し、繁華街の夜間滞留人口が7%増加していることも報告された(資料は都のホームページ)。  (都モニタリング会議の資料)  都内では、6月7~13日に1002人の新規感染者に対する変異株PCR検査が行われ、アルファ株の特徴のN501Y変異が880人(87.8%)、デルタ株の特徴のL452R変異が32人(3.2%)だった。6月14~20日については、民間検査機関からの報告が揃っていない可能性があるが、速報値の段階で548人中、N501Y変異が470人(85.8%)、L452R変異が45人(8.2%)となった。依然としてN501Y変異が8割以上を占めているが、L452R変異の割合が上昇している。 ...