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コロナ禍「『孤独』が問題の患者が増えた」医師の4割

レポート 2021年6月26日 (土)  高橋直純(m3.com編集部)

 新型コロナウイルス感染症の影響で、「孤独」が問題になっている。統計がある大阪市内では、2020年1年間で孤独死が約1300人に上り、前年から約1割増えたとされる。m3.com調査で医療現場での「孤独」について尋ねたところ、4割弱の医師が「孤独が問題になっている患者」が増えたと回答した。Q 医療現場で「孤独」が問題になっている患者さんが増えましたか。    開業医の35.3%、勤務医の37.8%、その他の医療従事者の42.8%が「孤独」が問題になっている患者が「コロナ禍以前より増えた」と回答した。Q ご自身が「孤独」を感じることは増えましたか。  自身が「孤独」を感じることが増えたかについては、半数強が「コロナ禍以前と変わらない」と回答した一方で、「コロナ禍以前より増えた」も3割程度いた。Q 医療現場での「孤独」問題についてお考えをお寄せください。・昨年末、一人暮らしの高齢者が全く通院しなくなり、孤独死されて警察から連絡を受けるケースが非常に多かった。【勤務医】 ・コロナ禍以前から孤独が問題となる(身寄りがいない、いても疎遠)患者が増えてきたとは感じており、コロナ禍でそれが増え...