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都内「非常に危機的な状況に」iCDC賀来座長

レポート 2021年7月1日 (木)  小川洋輔(m3.com編集部)

 東京iCDC専門家ボードの賀来満夫座長(東北医科薬科大学医学部特任教授)は7月1日、都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議で、1日当たりの新規感染者数の7日間平均が500人を超えたなどとする報告を受け、「第3波を超える急激な感染拡大による医療提供体制の逼迫が危惧される。非常に危機的な状況になりつつあることから、これまで以上に人流抑制、感染防止対策の徹底に努める必要がある」と強い危機感を示した。過労により療養している東京都の小池百合子知事はリモートで出席し、「これ以上の再拡大を食い止めるためにも、夜間の人流抑制、基本的な対策、テレワークを改めて徹底しなくてはいけない。ここは総力戦で闘い抜いていこうではないか」と呼びかけた。 都内の1日当たりの新規感染者数の7日間平均は6月17~23日が418.0人、6月24~30日が502.7人と20.3%増え、第3波を超える急激な感染拡大が危惧されている。政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会が示している指標に照らすと、緊急事態宣言などが求められるステージIV相当となる。  (都モニタリング会議資料)  6月22~28日の新規感...