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2022年度開始の「重点外来医療機関」巡って議論スタート

レポート 2021年7月8日 (木)  高橋直純(m3.com編集部)

 厚生労働省の「外来機能報告等に関するワーキンググループ」(座長:尾形裕也・九州大学名誉教授)の第1回会議が7月7日に開催された。医療法改正に伴い、2022年度から新たに導入される外来機能報告制度や、その結果などを受けて指定する「医療資源を重点的に活用する外来(仮称、以下「重点外来」)」や「同外来を地域で基幹的に担う医療機関(仮称、以下「重点外来医療機関」)」などの詳細を2021年末を目処に議論していく。「かかりつけ医機能」についても改めて議論するとしている(資料は、厚労省のホームページ)。 外来機能報告制度は、先行する病床機能報告と同時期に国がNDBのデータを各医療機関(病院、および参加を希望する有床診)に提供。そのデータを踏まえて、各医療機関が自院の外来機能を都道府県に報告する。その際、「重点外来医療機関」になるかの意向も尋ねる。意向を基に地域医療構想調整会議などの「協議の場」で「重点外来医療機関」にするかを検討する。第1回は2022年10月ごろに国からデータが提供され、2023年3月末までに、重点外来医療機関が決まる見込み。 重点外来医療機関のうち、一般病床200床以上の病院では...