院長がコロナ感染、救急クリニックはどうなる?
オピニオン
2021年8月5日 (木)
木川英(川越救急クリニック副院長)
8月に入り、梅雨も明け厳しい暑さが続いていますね。
結局、大半が無観客で東京オリンピックが開催され、いざ競技が始まってしまえば日本人アスリートの連日による活躍、メダルラッシュで国民の意識をそちらに向けることができた政府の勝利でしょうか。しかし、緊急事態宣言もして、連日のように新型コロナウイルスPCR検査陽性者が爆発的に増えている状況下は見過ごせないのではないでしょうか。
8月上旬でのトレンドは「デルタ株」と「第5波」でしょうか。
いつからいつまでが第3波で、第4波であるかの認識は我々最前線にいる人間には関係ないのですが、明らかにPCR検査での陽性者が激増しています。
当川越救急クリニックでも、連日連夜30-40人の患者さんの診察と20人前後のPCR検査を実施していました。
そんな去る7月下旬の私の勤務日の夜間、患者さんの診察を終えて休憩にしようとしたところ、上原淳院長来院。
木川「あれ、上原先生どうしたんですか?」
上原「38℃の発熱と咽頭痛あって、明日の麻酔...
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