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「ゾレア皮下注」など3成分6製品を「在宅自己注」に追加へ

レポート 2021年8月5日 (木)  大西裕康(m3.com編集部)

 厚生労働省は、「オマリズマブ(遺伝子組換え)」(販売名:ゾレア皮下注)など計3成分の注射薬6製品を新たに診療報酬の「在宅自己注射指導管理料」の対象薬剤に加える。ただし、オマリズマブのみ効能・効果は「特発性の慢性蕁麻疹(既存治療で効果不十分な患者に限る)」と「気管支喘息(既存治療によっても喘息症状をコントロールできない難治の患者に限る)の場合」に限る。最適使用推進ガイドラインに基づく使用を求める「季節性アレルギー性鼻炎(既存治療で効果不十分な重症又は最重症患者に限る)」は除外する。8月4日、複数の学会要望を受け、中医協総会(小塩隆士・一橋大学経済研究所教授)が審議し、承認した。保険適用日は近日中に官報告示する(資料は厚労省ホームページ)。 在宅自己注射指導管理料の対象となるのは、オマリズマブ(ゾレア皮下注用75mg、同皮下注用150mg、同皮下注75mgシリンジ、同皮下注150mgシリンジ)のほか、▽「サトラリズマブ(遺伝子組換え)」(同:エンスプリング皮下注120mgシリンジ)、効能・効果:視神経脊髄炎スペクトラム障害(視神経脊髄炎を含む)の再発予防、▽「テデュグルチド(遺伝子組換え...