女性医師の悩み「家事と仕事の両立」が6割強
レポート
2009年4月10日 (金)
村山みのり(m3.com編集部)
4月9日、日本医師会は、定例記者会見において、「女性医師バンク運用状況」ならびに「女性医師の勤務環境の現況に関する調査報告書』を公表した。 女性医師バンク:設立後2年、就業実績141件 女性医師バンクは、日本医師会が厚生労働省からの委託を受けた「医師再就職支援事業」の一環として運営しているもので、今年1月末で開設から丸2年を迎えた。2009年3月31日現在の登録状況は、求職登録者数308人(延べ442人)、求人登録施設数991施設(延べ1110施設)、求人登録数1301件(延べ2534件)。また、就業実績は141件(内訳:就業成立128件、再研修紹介13件)となった。 この件数について、今村定臣常任理事は、「設立時点においては、この仕組みが本当に機能するかどうかを非常に危惧していた。その中で良い数字が上がり、現在も着実に登録、就業実績が増加している。また、利用者の医師会会員・非会員の割合を見ると、求職者の約6割が非会員であり、広く周知・利用されつつあるということと評価している」とコメントした。また、今後の課題は「広報」であるとし、日本医師会会報のほか、各大学の同窓会組織なども使ってさら...
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