S~Dの5段階評価、医師時短計画
レポート
2021年8月24日 (火)
水谷悠(m3.com編集部)
厚生労働省は8月23日の「医師の働き方改革の推進に関する検討会」(座長:遠藤久夫・学習院大学経済学部長)で、2024年度に始まる罰則付き時間外労働上限の特例水準の指定を医療機関が受ける前提となる医師労働時間短縮計画(医師時短計画)を評価する仕組みについて議論した。同省はS、A、B、C、Dの5段階で評価した上で、低くても改善が見込まれる場合には特例水準の指定を行う枠組みを提示した(資料は同省のホームページ)。 医師時短計画の策定は、時間外労働上限が1860時間となるB、連携B、C-1、C-2水準の指定を受ける医療機関の義務となっている。2022年度に「医療機関勤務環境評価センター」による書面評価を受けた上で、都道府県が2024年度からの特例水準の指定を行う。指定は3年間有効で、引き続き特例を必要とする場合は3年ごとに指定を受けることになる。2022年度は書面での評価のみで、結果がDだった場合には追加で2023年度に訪問評価を行う。2024年度以降は、次回指定までの3年間に訪問評価を1度行う。
2021年8月23日医師の働き方改革の推進に関する検討会資料
評価はガイドラ...
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