1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 尾崎都医会長「病院・診療所に何とか協力お願い」国都の要請受け

尾崎都医会長「病院・診療所に何とか協力お願い」国都の要請受け

レポート 2021年8月31日 (火)  小川洋輔(m3.com編集部)

 東京都医師会の尾崎治夫会長は8月31日、臨時記者会見を開き、「国や都から要請を受けてもう一度、医師会員、病院・診療所の先生に何とか協力していただきたいとお願いした。病院、診療所が一体となってコロナ診療にさらに立ち向かっていく覚悟だ」と述べ、「国民や都民には、日本人はこうしてコロナに勝ったと言えるような協力を、1カ月後には光が見えるようにぜひお願いしたい」と不要不急の外出自粛などを呼びかけた。行政に対しては「しっかりとした治療ができる中等症向けの臨時医療施設をぜひいくつか作ってほしい」と求めた。 尾崎会長は「今、大災害に匹敵する規模で感染者が増えている。本当にただならぬことで、私のクリニックでも発熱患者が毎日10人以上来る。PCR検査陽性率もかなり高い。ワクチン打って、発熱外来やって、日常診療やって、診療所の先生方も本当に疲れている。まして病院の先生方、昨年3月からずっとコロナを診ている医療機関がたくさんある。休みもなく本当に大変な思いをしている。なぜここまで増やしてしまったのか」と感染拡大に強い危機感を表明。「酸素濃縮器も十分手に入らず、最近では治療薬も不足がちだという話を聞く。治療...