「専門変えたい」を危惧、診療科指定地域枠「反対」開業医の46.7%
レポート
2021年9月11日 (土)
佐藤夕(m3.com編集部)
厚生労働省は2023年度の医学部定員について、歯学部振替枠(全国で44人分)を廃止し、地域の医師確保・診療科偏在対策に有用な範囲に限って地域枠臨時定員として活用することを了承した(『2023年度の医学部定員、「診療科指定地域枠」なら増員可』を参照)。この方針についてm3.com会員に聞いたところ、開業医の計46.7%が「反対」「どちらかというと反対」と答えるなど、医師からは反対の声が多かった。
Q1)歯学部振替枠を廃止し、医師不足都道府県等の医師確保・診療科偏在対策に有用な範囲に限って地域枠臨時定員として活用する方針をどうお考えですか。 「大いに賛成」と「どちらかというと賛成」の合計は開業医で29.6%、勤務医で33.3%、「どちらかというと反対」と「大いに反対」の合計は開業医で46.7%、勤務医で42.8%となり、医師全体では反対が多かった。一方、薬剤師では「大いに賛成」「どちらかというと賛成」の合計が51.8%となるなど、職種によって結果が分かれた。 ...
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