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COVID-19ワクチンと他のワクチンの接種期間は2週間

レポート 2021年9月17日 (金)  大西裕康(m3.com編集部)

 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(分科会長:脇田隆字・国立感染症研究所長)は9月17日、季節性インフルエンザワクチンなど、他の疾患用ワクチンと新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンの接種間隔について、原則として13日間以上(民法の規定で起算日は含めないため、接種当日を含むと14日間以上)とする方針で合意した。医師が医療上の必要性があると判断した場合は、13日以上空いていなくても可能。同日はこのほか、COVID-19ワクチンの1回目と2回目の接種で異なる製品を用いる「交互接種」を可能にするための方針と、COVID-19既感染者のCOVID-19用ワクチン接種に関する方針も決めた(資料は厚労省ホームページ)。同時接種の早期検討を 他の疾患用ワクチンとの接種間隔については、米国や英国など一部の国では同時接種を含め、接種間隔に制限がないものの、カナダやドイツなどの国やWHOも14日の間隔を置く方針を掲げていることなどを踏まえ、「現時点では13日以上空ける」との考え。委員からは、早期に同時接種が可能となるような検討が必要との意見が複数出た。 川崎医科大学小児科教授の中野貴司...