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「重点外来、手を挙げなければ認定されないのか」四病協

レポート 2021年9月22日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

 四病院団体協議会は9月22日の総合部会で外来機能報告制度について議論し、全日本病院協会会長の猪口雄二氏は部会後の記者会見で「手挙げ方式だが、国の基準に該当しても手を挙げない場合には地域で医療資源を重点的に活用する外来と認定されないのか」と述べた。「医療資源を重点的に活用する外来を地域で基幹的に担う医療機関」に認定されれば、患者が紹介状なしで受診した場合に選定療養費7000円を徴収することが検討されているが、手を挙げない医療機関がどう扱われるかについて「この話し合いは本当に慎重にいきたい」と強調した。 医師の働き方改革に関しては、厚生労働省の「医師の働き方改革の推進に関する検討会」があと1回の開催で当面の方針が決まる見通しであることを踏まえて、「四病協としては問題ありそうだ」と述べた。宿日直許可を取れるかどうかで、アルバイトの医師についての対応に違いがでかねないほか、「検討会である程度結論が出ても、それに向かって間違いなく動く確証は病院として得られていない。動き出すまで分からないのが現状と思っている」と指摘した。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第5波については、患者は減...