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2012年06月11日
健康関連QOLの低下は昼間の低血糖より夜間低血糖で大きい、time trade-off法による調査
低血糖は症状そのものだけでなく、低血糖に対する恐怖などを通して糖尿病患者の健康関連QOLに悪影響を与えることが知られている。中でも夜間低血糖は、症状の予測ができず、適切なアプローチも難しいため特に懸念される有害事象であるが、健康関連...
2型糖尿病患者でも、脂質異常症は心血管イベントの重要な危険因子であるが、LDLコレステロール(LDL-C)低下療法だけでは十分に心血管イベントを抑制できない“Residual ...続きを読む
ジアシルグリセロールアシル基転移酵素(DGAT)は、脂質異常症、肥満、インスリン抵抗性および糖尿病と関連する酵素として近年注目を集めており、DGAT阻害薬の研究も積極的に進めら...続きを読む
UKPDS試験の10年フォローアップ研究で、強化療法群、通常療法群のHbA1cはほぼ同じ値となったにもかかわらず、強化療法群に割り付けられていた患者で糖尿病合併症リスクの有意な...続きを読む
現在、承認されている基礎インスリン製剤は、その薬物動態に基づき、毎日同一の時刻に投与することが推奨されている。この制限は患者の利便性を損ね、治療へのアドヒアランスを障害するおそ...続きを読む
低血糖および低血糖に対する患者の恐怖は、インスリン治療で良好な血糖コントロール達成する上で、大きな障害となる。持効型のインスリングラルギン(以下、グラルギン)やインスリンデテミ...続きを読む
朝食摂取の重要性が従来、指摘されているが、2型糖尿病発症リスクと朝食習慣との関連は十分研究されていない。米国ミネソタ大学のAndrew O. Odegaard氏らは、心血管疾患...続きを読む
リラグルチドはグルコース濃度依存的に膵β細胞からのインスリン分泌を促すため、低血糖の発現リスクを抑えて、血糖改善効果が期待できる。したがって、リラグルチドが効果を発揮するために...続きを読む
GAPP2TM(Global Attitude of Patients and Physicians 2:国際的な患者と医師のインスリン治療に対する姿勢調査2)は、インターネッ...続きを読む
SGLT2(ナトリウム・グルコース共輸送体2)阻害薬は、腎尿細管でのグルコース再吸収を阻害することで血糖降下作用を発揮する。2型糖尿病患者ではこのSGLT2の発現が亢進しており...続きを読む
耐糖能異常(IGT)に対する生活習慣介入は、糖尿病発症の遅延あるいは予防に有効であることが報告されているが、生活習慣介入が死亡率低下にまで寄与するかどうか、十分明らかになってい...続きを読む
低血糖は症状そのものだけでなく、低血糖に対する恐怖などを通して糖尿病患者の健康関連QOLに悪影響を与えることが知られている。中でも夜間低血糖は、症状の予測ができず、適切なアプロ...続きを読む
米国糖尿病学会は、メトホルミンもしくは経口薬の併用でも血糖コントロールを達成できない2型糖尿病患者に対し、基礎インスリンの導入を推奨している。インスリンデグルデク(以下、デグル...続きを読む
糖尿病のABC目標(A=A1c、B=Blood pressure、C=Cholesterol)を理解することは治療目標到達の可能性を高めるが、患者の50%がA1cという言葉を理...続きを読む
新しい作用機序の糖尿病治療薬として現在、多数のSGLT(ナトリウム・グルコース共輸送体)2阻害薬の開発が進んでいる。第72回米国糖尿病学会(ADA)でも高い関心を集め、SGLT...続きを読む
自己反応性T細胞によって膵島が破壊される1型糖尿病に対し、免疫学的アプローチの研究が進んでいる。ポーランド・グダニスク大学臨床疫学・移植学のPiotr Trzonkowski...続きを読む
喫煙はさまざまな疾患の危険因子となるが、糖尿病との関連を示唆する報告も増えている。しかし、環境要因としての受動喫煙については、これまで自己報告による研究などがほとんどで、客観的...続きを読む
糖尿病における低血糖は治療上大きな課題であるが、臨床試験でそのリスクを重視すべき報告が相次いだことから、ここ数年、さらに大きな関心を集めている。6月8日、米国フィラデルフィアで...続きを読む
2012年6月8日、第72回米国糖尿病学会(ADA)が米国フィラデルフィアで開幕した。これから12日までの5日間、世界各国から1万4,000人を超す医療関係者が集まり、最新の研...続きを読む