m3.com トップ > 学会速報 > 第62回日本透析医学会学術集会・総会
高リン血症および腎性貧血は慢性腎臓病(CKD)の合併症である。鉄含有の高リン血症治療薬であるクエン酸第二鉄は、血清リン濃度の低下作用のみならず、一部の鉄吸収によって腎性貧血改善...続きを読む
老年医学においては総合機能評価(CGA)が行われており、その有用性は高齢血液透析(HD)患者においても報告されている。たちばな台透析センターの鈴木 志穂氏らは、HD患者により即...続きを読む
少子高齢化、さらに透析技術の向上もあり、透析患者の高齢化が進んでいる。一般に、高齢者は低栄養に陥るリスクが高いが、透析患者も例外ではない。透析患者において、栄養状態は中長期的な...続きを読む
近年、透析患者の高齢化に伴い、サルコペニア患者の増加が指摘されている。サルコペニアは転倒の要因のみならず予後へも悪影響を及ぼすため注意が必要である。しかし、診断に必要な筋肉量の...続きを読む
亜鉛、鉄、銅、セレンなどの微量金属類は生体調節等に必要不可欠なものであり、血液透析患者の血清セレン濃度低下が心血管系合併症をもたらすことや、亜鉛欠乏が種々の障害をもたらすことな...続きを読む
災害時には、供給水源や水道管の破損などにより、透析用原水の水質基準管理が困難となる可能性がある。国家公務員共済組合連合会熊本中央病院 臨床工学科の橋口 誠一氏によれば、平成28...続きを読む
透析導入前後のCKDは、保存期と透析期で区分されることが多いが、透析期の準備として保存期のうちに腎臓専門医を受診することが予後に影響するとされ、保存期、透析導入期、維持透析期を...続きを読む
腎性貧血はエリスロポエチン(EPO)の欠乏を主因とするCKDの重大な合併症のひとつである。わが国では2004年、2008年、2015年に治療ガイドラインが作成されており、これら...続きを読む
透析患者の骨折リスクは非透析患者の約4倍、さらに、骨折後1年間の死亡率は約2.5倍にのぼる。骨折はADLの低下や、生命予後を悪化させることから、透析患者においても予防が欠かせな...続きを読む
透析患者の目標ヘモグロビン(Hb)値を維持する重要性は広く知られているところである。昨今数々の臨床試験により、Hbの“値”だけでなくその“変動(Hbサイクリング)”が生命予後と...続きを読む
貧血管理において体内鉄動態の正確な評価は不可欠である。「2015年版 慢性腎臓病患者における腎性貧血治療のガイドライン」では、鉄代謝の指標として血清フェリチン値とTSATを推奨...続きを読む
貧血は、CKDの代表的合併症であると同時に、腎障害や心疾患を悪化させる危険因子である。さらには、貧血を伴わない鉄欠乏(IDWA:iron deficiency without ...続きを読む
CKD患者の腎性貧血治療において、鉄補充療法は欠かせない。しかしながら、静注鉄剤投与では、酸化ストレスをはじめとする炎症が増強され、感染症やCVDイベントリスクが増加するとの報...続きを読む
二次性副甲状腺機能亢進症の標準的治療薬として広く使用されてきた活性型ビタミンD製剤(VDRA)が、近年、「長寿ホルモン」として注目されている。これまでに、VDRAを投与した透析...続きを読む
腎性貧血は、CKD患者のQOLのみならず心血管疾患の発症や生命予後などと関連する重要な病態である。「CKD患者における鉄代謝を再考する」と題したワークショップの冒頭、金沢医科大...続きを読む
本日6月16日、第62回日本透析医学会学術集会・総会が横浜で開幕した。 本年のテーマは「変革期に来た透析医療―明るい未来を築くために―」。 開会式で、会長の中元...続きを読む