m3.com トップ > 学会速報 > 第82回日本循環器学会学術集会(JCS2018)
糖尿病と心不全の併存頻度は高く、互いの発症リスクを高めると共に、予後の悪化をもたらす。米国心臓病学会とのジョイントシンポジウムでは、糖尿病治療と心不全をテーマに設定し、両者の関...続きを読む
わが国では、心筋梗塞の救命率が改善する一方で、心不全患者数は増加している。心不全は、死亡率のみならず、再入院率の高さが臨床課題であり、多岐にわたる心不全増悪因子を的確に管理する...続きを読む
不全心筋では、アルドステロンの作用により、神経終末から放出されたノルアドレナリンが血液中へと漏出し、ノルアドレナリン濃度が低下する。これは、心不全における交感神経障害の原因の一...続きを読む
SGLT2阻害薬は、腎近位尿細管で尿糖の再吸収を阻害して尿糖排泄を増加させる作用を有し、2型糖尿病の心不全入院予防効果が知られている。そこには、血糖降下作用に加え、利尿作用、酸...続きを読む
医療の進歩に伴い、心不全の疾患概念や治療実態は、大きく変化した。榊原記念病院循環器内科 吉川勉氏は、専門医教育セッションの中で、薬物治療を中心に心不全治療の歴史を俯瞰的に解説し...続きを読む
第82回学術集会では、会長特別企画として、「Onco-Cardiology~がんと循環器診療における新たな関係~」と題するセッションが開催された。Onco-Cardiology...続きを読む
2016年12月、日本循環器学会と日本脳卒中学会は、脳卒中と循環器病の死亡率を5%減らし、健康寿命の延伸を目指す「脳卒中と循環器病克服5ヵ年計画」を発表。現在、その達成に向けて...続きを読む
第82回日本循環器学会学術集会では、学会誌であるCirculation Journalの査読員によって選ばれた2017年のCirculation Journal Award受賞...続きを読む
日本循環器学会/日本心不全学会が合同で作成した、「急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)」が、3月23日付で公表された。日本の心不全診療ガイドラインは、2010年...続きを読む
登場して約7年が経った直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)は、非弁膜症性心房細動患者の虚血性脳卒中予防を目的とした抗凝固療法でその実績を重ねてきた。しかし、DOACは効果(抗凝固...続きを読む
近年、糖代謝をはじめとするMetSの構成要素へのアルドステロンの関連が示唆されている。そうした背景をもとに、久留米大学 心臓・血管内科の足達 寿氏らは、アルドステロンブロッカー...続きを読む
欧米のガイドラインが推奨するPCI後のDAPT(抗血小板薬2剤併用療法)期間は、日本の現状と比べると短い傾向がある。また、Short DAPTとLong DAPTの有用性を比較...続きを読む
「肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドライン」は、2004年に発表された後、2009年に第1回改訂が行われたが、この度8年ぶりに再改訂された。研究班...続きを読む
糖尿病患者では、心不全の危険因子となる夜間高血圧の管理不良に陥りやすい。その主な理由は、食塩感受性を有する患者の体液量増加である。食塩感受性をきたしやすい要因には、夜間高血圧、...続きを読む
2018年3月23日、第82回日本循環器学会学術集会が大阪で開幕した。会場は、朝7時の受付開始時点から多くの参加者が来場し、熱気を帯びている。 開会式では、澤芳樹会長(...続きを読む