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第61回 日本透析医学会学術集会  【開催期間:2016年6月10日~12日】

鉄枯渇状態を招かないように、少量の鉄の定期的経口投与が、透析患者の予後改善に有用

2016年6月12日 

 2008年の日本透析医学会「腎性貧血ガイドライン」では、鉄補充療法の開始基準が、「TSAT(トランスフェリン飽和度)が20%以下、かつフェリチン値が100ng/mL以下」と、非常に厳格に設定されていた。両方を満たすのが条件となると、鉄がかなり不足しなければ鉄補充療法が開始できないが、果たしてそれでよいのか。大阪大学大学院医学系研究科腎疾患統合医療学の濱野高行氏は、課題を浮き彫りにしながら、透析患者の貧血と鉄補充療法を語った。  濱野氏は、フェリチン値100ng/mL以下という基準値にも疑問を... 続きを読む