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第61回 日本透析医学会学術集会  【開催期間:2016年6月10日~12日】

リン吸着薬の変更は代謝性アシドーシスおよびERIを改善するか

2016年6月14日 

 慢性腎臓病(CKD)では代謝性アシドーシスの発症がしばしば問題となる。代謝性アシドーシスは、腎臓での水素イオンの排泄機能の不全に伴い、血液中の重炭酸イオン(HCO3-)が消費され、結果的に、体内が酸性に傾く代謝異常である。臨床的には、蛋白合成阻害、筋蛋白異化亢進、低栄養、腎性骨異栄養症の原因となることが知られており、その対策は重要な臨床課題である。  そうした状況をふまえ、名古屋掖済会病院腎臓内科の中嶋貴氏は、クエン酸第二鉄水和物が代謝性アシドーシスの症状を改善するか検証するため、リン吸着薬... 続きを読む