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第62回日本透析医学会学術集会・総会 【開催期間:2017年6月16日~18日】
2017年6月18日
二次性副甲状腺機能亢進症の標準的治療薬として広く使用されてきた活性型ビタミンD製剤(VDRA)が、近年、「長寿ホルモン」として注目されている。これまでに、VDRAを投与した透析患者で総死亡リスクが低いことを示すコホート研究や、血清カルシウム、リン、PTHで層別化しても総死亡リスクの低下を認めたことなどが報告されていることから、PTHの分泌抑制作用を介さずに、生命予後を改善する機序の存在が示唆されているが、これまでにその存在を示す報告はない。 そこで、大阪市立大学大学院 血管病態制御学の庄司... 続きを読む