テストステロン補充、動脈硬化抑制せず

平均年齢67.6歳のテストステロン低値または低-正常値の男性308人を対象に、テストステロン3年間投与による無症候性アテローム性動脈硬化症の進行阻止効果をプラセボ対照試験で検討（TEAAM試験）。総頸動脈内膜中膜肥厚度はプラセボ群0.010 mm/year、テストステロン群0.012 mm/year（年齢／治験実施施設で調整後の平均差0.0002 mm/year; 95% CI, －0.003 -0.003, P ＝0.89）。冠動脈カルシウムの変化率に有意差が生じることはなかった。...