輸液のAKIリスク、晶質液と生食で同等

集中治療室（ICU）入室患者2262人を対象に、緩衝晶質液の腎合併症抑制効果を無作為化ダブルクロスオーバー試験で検証（SPLIT試験）。主要評価項目の90日急性腎障害（AKI）発生率は晶質液群9.6％、生理食塩水群9.2％でAKIリスクの低減は見られなかった（相対リスク1.04 [95% CI, 0.80 - 1.36; P =0 .77]）。腎代替療法施行率は3.3％、3.4％、院内死亡率は7.6％、8.6％だった。...